樹や花の自然な香りに包まれていると、とても幸せな気分になりませんか?
心地よい香りは、こころも身体もリラックスさせてくれます。
アロマセラピーは、自然と人とが共存して生きていた古代からずっと受け継がれてきた英知でもあり、薬用植物から大切に抽出された「精油」を身体に取り入れて、人の心と体の健康をはかることの出来る自然療法です。
自然のもつ大きさを感じ、いつの時代も人は自然から学び、癒され、生かされていることへ感謝の気持ちが湧いてきます。
どうしてこころや身体に効くの?
精油の香りを嗅いだり、薄めて肌に付けたりして、薬理的な成分を体に取りこんでいきます。
鼻から入った香りの成分は、鼻の粘膜に付き電気信号に変えられて脳へ届き、ストレスで乱れた自律神経やホルモンのバランスや免疫システムを調節します。
皮膚から浸透した成分は、血液の流れに乗り各臓器に届けられ、効果を発揮します。
こころやからだの様々な不調を和らげ改善するように、同時に働きかけてくれます。
アロマセラピーとアロマテラピーって違うの?
アロマセラピーは英訳で、アロマテラピーは仏訳です。
英国式アロマセラピー(ホームケア目的)とフランス式アロマテラピー(治療目的)は違いますが、日本ではアロマセラピーもアロマテラピーも同じ意味で使われています。
精油って?
薬理的な成分を持つ植物の花、葉、果皮、種子、樹脂などから抽出した100%天然の芳香オイルです。
エッセンシャルオイルといいます。
薬理的な成分を持ち、抽出した植物により、精油の香りや作用、エネルギーも違います。
沢山ある精油、どうやって選んだらいいの?
香りを嗅いで、「心地よい」「好きだなぁ」と感じる香りから選びます。
「心地よい」「好きだなぁ」と感じるのは、その精油を心と体が必要としていることを教えてくれています。
「癒された」と感じるのは、必要としているものをちょうど良く受け取れ満たされたからです。
ポプリオイルは精油と違うの?
人工的に合成したポプリオイルや合成香料は、精油とは違います。
ポプリオイルには薬理的な作用はなく、アロマセラピーでは使いません。
トラブルの原因になりますので、肌には絶対に付けないで下さい。
精油は安心なの?
自然のものだから安心・・・とは限りません。
薬理的に作用するので、その分使い方を間違えると、トラブルの原因にもなりかねます。
妊娠中や高血圧など、体質的にも注意が必要な精油があります。
「安全な精油を正しく使う」ことがとても大切です。
精油は、植物達の大切な命。
植物が情報を伝達したり、病原菌を排除したり、受粉のために虫を引き寄せたり・・・動けない植物がそこで生きていく為に必要なあらゆるものを備えています。
そんな大切な「命」を使わせてもらっています。必要な時に必要なものを必要なだけ、感謝の気持ちで使いたいです。